今できること今しかできないことは今やる!


by mama-yan
今年度初読み聞かせ、息子のクラスでした。
今日は、来週の広島への修学旅行に合わせて、平和学習ということで戦争関係の絵本を読みました。
私が選んだのは、

「かわいそうなぞう」 作 つちやゆきお 絵 たけべ もといちろう 出 金の星社c0208932_20203754.png

戦争の最中、いつ爆弾を動物園に落とされるかわからない。そうなったら動物だちが逃げ出して大変な事になるということで、そうなる前に殺さなくてはならなかった三匹の像の悲しいお話です。

この絵本は先日の「おとなのための絵本講座」で参加者が紹介してくださった絵本です。その方はこの絵本を毎年8月に大きなイベントで読んでおられると言う事でした。語り継がねばならない、読み継がねばならない、40数年前に出版された貴重な絵本だと共感しました。今日の読み聞かせにぴったりの本でした。

戦争の悲惨な焼け跡や当時の悲惨な状況は広島の原爆ドームで知ることになるでしょう。でも、戦争はこんなところでも悲劇をもたらせたんだということを知ってほしかったから。誰も幸せになれない戦争は二度としてはいけないのです。そんな思いを伝えてきました。

子ども達、最初はソワソワな感じでしたが、読み進めて行くにつれてシーンとなって、誰も物音をたてることもないくらい集中してくれてました。

朝一から重いお話でしたので、少し気分を変えてこれから授業に入れるようにもう1冊は


「せんたくかあちゃん」 作・絵 さとう わきこ  出 福音館書店c0208932_20211346.jpg

こちらは豪快なかあちゃんがなんでもかんでもあっという間にお洗濯しちゃって、とうとう雨を降らしに来たカミナリさんまで洗濯しちゃう。すると汚れてきたなかったカミナリさんはきれいになったのですが・・・・。

このかあちゃんはまさに肝っ玉かあちゃん、「よしきた まかしときい」という言葉がかあちゃんらしい。
息子の反応も、子ども達の反応も良かったです。

この絵本、実は最近購入しました。
なぜなら、絵本講師のお友達が、私のイメージは「せんたくかあちゃん」のかあちゃんだと言ってくれたから。まさに私の理想のかあちゃんだったのでめちゃくちゃ嬉しかったんです。これはうちの本棚に置いておかねばと購入しました。

今日の2冊はどちらも長く愛され読み継がれている絵本。
よい本はどんなに年月が経っても子ども達の心に響くものですね。
[PR]
# by mama-yan | 2015-05-20 20:29 | 本・絵本

おとなのための絵本

Life (ライフ)」  作 くすのき しげのり  絵 松本 春野  出 瑞雲舎c0208932_22561360.png

自分には必要無くなったものや誰かに使って欲しいものを持ってきて、そこに置いてある誰かの必要無くなったものや使って欲しいものを持って帰る、そんなお店、ライフに訪れる人達のお話。

人生には必ず出会いがあり別れがある。それは人だったり物だったり。その繰り返し、つながりで人は生きて行けるのだと思う。そんな事を思わせてくれる絵本。この絵本のつながりを感じられるのはやはり、たくさんの経験を経たおとな達ではないかな。何度も何度も出会いと別れを経験した人ほど、伝わるものがあると思いました。

先月の「おとなのための絵本講座」 テーマ「出会い」で私が紹介した絵本です。
このおとなのための絵本講座は昨年度私の職場、市の男女共生センターで新しい試みとして始めた講座です。テーマに沿った絵本を参加者が持ち寄り、その絵本についてお話してもらいます。読み聞かせをしたり、なぜこの絵本を選んだのか?その絵本にまつわるエピソードなど、自由に絵本について語ってもらいます。毎月1回のペースで開催しています。4月で10回目になりました。参加者は回数を重ねる程リピーターが増えています。年代はさまざまですが、子育てを一段落した方やシニアの方が多いかな。私はスタッフとして講座を進行しながら、参加者と一緒にブックトークをしています。毎回本当に勉強させてもらっています。皆さんの選ばれる本、それにまつわるエピソード、思いなど、それぞれの立場や環境、経験をもとにお話してくださるので、毎回新鮮で、絵本講師としてもたくさんヒントを頂いてます。
参加者が絵本で心を開放されている様子が本当に伝わってきます。
いくつになっても絵本を読んでもらう体験はやはり心地よいものなんですね。

つくづく絵本は子どものためだけではないなぁと思います。
この「ライフ」はまざにおとなのための絵本です。私の大好きな作家さん、くすのきしげのりさんの作品。くすのきさんの絵本は、ちょうど小学生くらいの子どもの心情を描かせたらピカ1だとわたしは思っています。それもそのはず、前職は小学校教論。納得ですよね。大好きな絵本に「おこだでませんように」「ええところ」などがありますが、今回の「ライフ」はびっくり、今までのくすのきさんの作品とはちょっと違う目線の内容でした。
また、これが新鮮で、どんな心情になってこの絵本を書かれたのかな?なんてことを考えて深読みしてます。
[PR]
# by mama-yan | 2015-05-17 23:01 | 本・絵本
「子どもはみんな問題児。」 著 中川李枝子  出 新潮社  c0208932_0211560.jpg

あの「ぐりとぐら」「いやいやえん」の作者、中川李枝子さんのご自身の保母経験から見た子ども達の自然な姿、子育てのヒントなどが書かれていて、是非とも育児をされているお母さんに読んでほしい1冊です。
精神科医でも心理学者でもない、保母経験のある絵本作家さんの体験をもとにした言葉は、すっと心に入ってきて、素直に受け止められました。

この本の中で絵本について書かれていた一文です。

「お母さんの膝の上で本の読めるこの時代(抱いて育てる幼児期)を大事にしてもらいたいのは、お母さんの感性が素直にまっすぐ子どもに流れるから。おはなしの世界はお母さんの言葉になり、体温になって子どもに伝わって行く人生で最高に幸せなとき。」

さすが絵本作家さんです。言葉がすっと心に入ってきます。私の中でこの言葉は絵になって伝わり、想像できました。本を読むのが苦手な方も、絵本のように読めます。おすすめです。挿絵がまたいいです。ところどころカラーになっていて、手元に置いておきたい本です。
借りて読んだ本ですが、我が家の本棚に買うことにしました。


「子どもと夫を育てる「楽妻楽母」力」  著 家族支援カウンセラー 森薫  出 学びリンク  c0208932_0214732.png

最近心を病んでるお子さんが多いなぁと感じています。
子ども達、どうしたんだろう?何がそうさせるの?と思い、精神科医、心理学者などのこの手の本を何冊か読みました。この本はその中でも読んで楽になれた本です。引きこもり、不登校などの話は本当にしんどい話が多い中、もしその真っ只中のお母さんが読んでも、素直に受け止めて前に進めそうな本だと思います。
私自身は、自分が"良妻賢母"でなければならないとどこかで頑張ってたと気づかせてもらいました。
また、「子どものために良かれと思ってやっていることがこどもの生きる力を奪っている」という一文は衝撃的でした。

本文より

「母親から笑顔が消えてしまったら、家族の心身エネルギーは喪失し、家族は崩壊の危機にさらされる。母親の笑顔こそが家族の幸せを生み出す最も大切な栄養源なのだ」

"楽妻楽母"でいいんだ。そう思ったら、そう思えたら、この本に出会った意味がある気がします。頑張りすぎるお母さんに読んでほしいです。
[PR]
# by mama-yan | 2015-05-17 00:15 | 本・絵本

見つけた!すてきな絵本

どんぐりちゃん」  文 アン・ドビョン 絵 イ・ヘリ 訳 ゲ・イル

この絵本のキーワードを挙げるとしたら自然、共存、つながり、生きる、いのちかな?
絵のたっちが独特で、線をいくつも重ねて描かれた絵は、細やかで繊細なんだけど、力強さや生命力を感じる。物語もそう、とっても深くて力強い。つながる力を感じさせてくれます。

木から落ちたどんぐりちゃんはまわりの落ち葉達に守られて、立派な木になるための準備を始めます。
落ち葉はどんぐりちゃんに未来を託して腐っていきます。未来を託されたどんぐりちゃんはいのちをつなぐために歯を食いしばって芽を出すのでした。

絵をじっくり見ながらお子さんと一緒に読んでほしい絵本。

「ポテトスープが大好きな猫」 作 テリー・ファリッシュ 絵 バリー・ルート 訳 村上春樹

頑固で素直じゃないおじいさんと年老いた雌猫のお話。
お互いにお互いの存在をとっても大切に思っているくせに上手く伝えられない、伝わらない。
読み進めていくとおじいさんの不器用な優しさが伝わってきて微笑ましい。
また温かい絵が物語の空気感にぴったりです。

これはどちらかと言えばおとなのための絵本かな?
訳者の村上春樹も、年取った雌猫好きの読者のみなさんに喜んでもらえるのではないか?と書いてます。

「どんぐりちゃん」は小学校の読み聞かせで、「ポテトスープが大好きな猫」はおとなのための絵本講座で紹介できそうです。
[PR]
# by mama-yan | 2015-02-12 23:22 | 本・絵本
1月10日絵本講師の集まりに行ってきました。
私は今年度卒業のほやほやの絵本講師。いわゆる新人です。
みなさんいろんなところで活躍されているベテランの方ばかりで、良い刺激を受けました。

この日は、二人の先輩絵本講師の講座を聞かせて頂きました。

午前中の講座は現在ご自身も小さいお子さんを子育てされている方で、「絵本で子育て」~絵本の楽しみ方を知ろう~と題して、ご自身の子育て体験など、まだ記憶に新しい実体験やリアルタイムで感じておられるの事など、お話もとても説得力があり、私も、忘れていたわが子の小さかった頃のエピソードをひとつ思い出させてもらいました。もっと早く絵本講師の勉強してたら・・・・と思う事は絵本講師の勉強している時に何度も思う事がありました。今日もまた、思いました。

午後からは「10代の子ども達と絵本」と題して、10代の子ども達のリアルな現状をご自身の読み聞かせ活動を通して、またご自身の子育てを通してお話をされていました。

私にとってはまさにリアルタイムのお話で、引き込まれました。
小学校の5年生の荒れたクラスで読み聞かせをされていたお話でした。
いわゆる学級崩壊のような状態になったクラスをなんとかしたい、絵本の力でなんとかなると読み聞かせ活動をされていたと言う事でした。
とても力強く心に響くお話でとても共感しました。

なぜなら、実は先日、わが子のクラス(小学5年)も同じ様な状況にあり、先生からそのお話を聞いたあと、私も同じことを考えたからです。
私ができる事は毎週1回の読み聞かせで絵本を読むこと。
少しでもお役にたてたらと、息子のクラスの担当に入っていたボランティアさんに代わってもらい、この絵本を読みました。

c0208932_22361134.jpg

『ストライプ 』
作・絵: デヴィッド・シャノン  訳: 清水 奈緒子  出版社:らんか社

人の目を気にするばかりに自分の気持ちを押し殺し、どんどん身体か縞模様になっていく少女のお話。
どんな医者も薬もまったく効果なし、ますます人間じゃない姿に変わっていってしまいます。少女が元の姿に戻るには・・・・。
みんな同じじゃなくていい、人それぞれ違ってもいい。と自分に素直になれたら、少女は元に戻れます。

クラスのみんながそう思えたら、いじめもなくなるんじゃないかと思い、この絵本を選びました。
子ども達がどう感じたのかわかりません。
だけど、子ども達がちゃんと絵本を見てくれていた、聞いてくれていたことだけはわかりました。
[PR]
# by mama-yan | 2015-01-14 20:50 | 本・絵本